紙の知識
<紙の豆知識> 第2回 紙の分類についてvol.2
こつこつ続けていきたいと思います。φ(゚-゚ )〈紙の豆知識〉第2回です。
前回は紙の分類は冊子やポスターなどに使用される様な紙、入れ物等に使う板紙に分けて分類されていますよ。というお話でした。第一回参照
今回は紙の方にスポットをあててお話いたします。
紙で最も豊富バリエーションがあるのが印刷用紙・情報用紙の分類になります。今回はこちらを分類して説明いたします。
- 一般紙 主に紙のパルプの色がそのまま使われる印刷用紙
- 特殊紙 カラーやエンボス模様が豊富でさまざまなものがある。
- 情報用紙 複写紙やコピー紙、レシートに使われる感熱紙など。
近くにある紙が模様や色がついた紙なのか、ただの白い紙に印刷してあるのか。注目してみると面白いですよ。
そしてここからは少し専門的なお話になりますが、一般紙のなかの内訳を説明していきますね。
紙に少し注目して生活を始めると、白い紙にも光沢のありテカテカに見えるものや、艶はないのにきめが細かく美しく見えるもの、はたまたノート等に代表されるような素地の紙がある事にお気づきでしょうか?
これを専門用語で塗工紙・非塗工紙と分類しています。
①非塗工紙
漂白されたパルプの配合割合や白色度でさらに分類されています。表面になにも施していないので文字等が多い場合読みやすくなる。
上級印刷紙…100%晒化学パルプを使用した紙。白色度も高く80%前後。
ノート、画用紙などに代表される。上質紙と呼ばれるもの。
中級印刷紙…印刷紙C 晒化学パルプ40%以上70%未満白色度65%前後。 印刷紙B 晒化学パルプ90%以上、白色75%前後。中質紙と呼ばれるもの。表面が上質紙よりは荒くなる。クリームがかってみえる。不透明性が高まるため裏に印刷が透けにくい。上質紙より波打ちやカールには注意が必要です。
下級印刷紙…印刷紙D 晒化学パルプ40%未満、白色度55%程度。更紙といわれるもの。謄写印刷(ガリ版)や週刊雑誌など。かなり黒っぽくなる。安価だがシャープペン等の筆記で破れやすい。インクでの印刷が滲みやすいなどの欠点もある。印刷せんか紙 古紙パルプ100% まんが本の本文。
- 2012.06.08
- 11:52
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